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★ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち★

国立国際2 
ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たちーアカデミア美術館所蔵ー
@国立国際美術館に行ってきました。

中之島にある国立国際美術館は週末に8時まで開館しているものですがら
大阪市内での会議のついでに滑り込みで観覧してきました。

中之島はアクセスが悪く、時間に余裕がないといけないと思っていたのですが、地下鉄の肥後橋駅からわりとすぐ何ですね。梅田側からあるくと、かなり距離がある上に、お散歩コース故かお店なども少ないんですよね。

肥後橋からは飲みに行きたくなるような、魅力的な店が揃ってましたよ。



さて、ヴェネツィアは3日ほどぶらぶらしましたが、カーニヴァルの時期だったので他に目を奪われて、アカデミア美術館には行き損ねてるんですよねー(ㅎωㅎ*)

ヴェネチアルネサンスにとりたてて興味があるわけでも、ヴェネチア派の巨匠ティッツアーノへの思い入れがあったわけでもなく、なんとなく「関西ぐるっとミュージアムパス」を使いたいだけが理由だったんです。(1500円⇒1300円なんで知れてますけどねw)

展示作品も50作ないほどで、広々した展示スペースと壁の色作品に合わせて落ち着いた色合いになっておりました。混雑もしておらず、ゆっくり宗教画を楽しめるいい展示でした。15世紀からのヴェネチアの美術の歴史を時代順にみていけるので、技巧の変化も合わせて楽しめました。いくつか印象に残った作品を紹介しながら、綴っていきまーす!


Ⅰ ルネサンスの黎明ー15世紀の画家たち

20160707-accademiamuseum02.jpg
■聖母子(赤い智天使の聖母)(1485-90) ジョヴァンニ・ベッリーニ
今回のポスターにもなっていた作品。
赤がいいなぁと思ってみていると、真っ赤な天使の顔面でびびりました。キリストの顔がなんか故ケネディ大統領に似ている気がするのは私だけでしょうか。


20160707-accademiamuseum03.jpg
■受胎告知の聖母(1480-90頃) アントニオ・デ・サリバ 

大天使ガブリエルが聖母マリアへ処女懐胎のお告げをするシーンである受胎告知。
左側にガブリエル、右側へ赤の服に青のベールが目標のマリアが描かれるという基本的な構図からはなれて、マリアにフォーカスした作品。
そのぶんマリアの不安と覚悟の表情がよく描かれ、鑑賞者が(ガブリエルの立ち位置として)作品に入っていくという体験が面白いのかも。
とはいえ、この構図はサリバのオリジナルではなくヴェネチア初期の画家でサリバの叔父のアントニオ・デ・メッシーナ
の作品の模写なんだそうです。



img_7_m.jpeg

■聖母子(1500年頃) フランチェスコ・デ・モローネ
この絵の余りの美しさに、しばらく見とれていました。絵はがきがあったら買ったかも知れません。
フードのしたの薄手のベール部分、首筋の美しさ。背景の赤垂れ、服の質感、どれも好みです。
キリストの顔が子供の顔でないのも、古い聖母子像によくみられるやつですね。ちょっとこわいです。


Ⅱ 黄金時代の幕開けーティッツアーノとその周辺

20160707-accademiamuseum07.jpg
■受胎告知(1563-65年頃) ティッツィアーノ・ヴェチェッリオ
410*240の見上げる程の作品。コレをみられただけで、この特別展に行く価値はあると思います。
ヴェネティアのサン・サルヴァドール聖堂に展示されているものだそうです。
薄暗い聖堂でみるのと、ライティングされた美術館でみるのとでは違いますし、近くまで寄れるという点でも、美術館の方が細部までみれると思います。
特にこの作品は、画像として平面でみるのでなく、巨大な作品を見上げるようにみたときにいっそうその迫力が、力強さが感じられたように思います。


20160707-accademiamuseum.jpg
■ヴィーナス(1555-65年頃) ティッツィアーノ・ヴェチェッリオと工房
ティッツィアーノの描く人間は、美しいですね。
この聖母の顔にはきっとモデルがいるのだろうなと、nittiのただの直感ではありますがそう思うのです。



20160707-accademiamuseum08.jpg
■眠るヴィーナスとキューピッド(1540-50年頃) パリス・ポルドーネ
ティッツィアーノもそうですが、この辺から急に技術があがり、所謂「うつくしい」絵になっていってる気がします。



Ⅲ 3人の巨匠たちーティントレット、ヴェロネーゼ、バッサーノ

20160707-accademiamuseum12.jpg
■レパントの海戦の寓意(1572-73年頃) パオロ・ヴェロネーゼ
この第3セクションの3巨匠の時代では、書き込みの細かい絵が増えてきました。
なかでも、この構図が面白かったのでひとつ紹介しておこうと思います。
レパントの海戦とは1571年に当時猛威を振るっていたオスマントルコに対して、ローマ教皇・ヴェネチア・スペイン連合艦隊で勝利をおさめた戦争なんですが、この絵が描かれた時代を思うと、歴史の話ではなく、この作品はあくまで時事問題だったんですね。
天上の赤い服の女性が聖母マリアで、ライオンをつれた男性がヴェネティアの守護聖人マルコ、祈りを捧げている白い女性は、「信仰」もしくは「ヴェネツィアの擬人」なんだそう。
西洋絵画にも、国の擬人化って結構いろんな作品であるんですよね。日本のお家芸じゃないのですね?笑



Ⅴ ルネサンスの終焉ー巨匠たちの後継者

venice-paradise.jpg
■天国(1590-1600年頃) アンドレア・ヴェチェンティーノ
あららしい筆致、精緻な作品が続いていただけにひときは目を引きました。天国と言うより、まるで地獄のようです。




本作の展示は5つのセクションにわかれており、
①15世紀のルネサンス初期、②ティッツィアーノの時代、③ティントレット、ヴェロネーゼ、バッサーノの3巨匠時代、(④肖像画)、⑤16世紀末ー17世紀ルネサンスの終焉
と続くわけです。
好みはあれど、①、②、③と時代が下るにつけ、技巧が円熟していくのが分かるのですが、⑤のルネサンスの終演の時代はすこし尾羽も打ち枯れておりました。



聖母マリアの登場が多いということもあるのかも知れませんが、とにかく赤が印象的な作品が多くありました。ビロード調の光沢ある赤い衣。

以前、年配の美術ファンの方に、「いつも私は赤い色に注目して絵をみることにしているの」と聞いて以来、どこかで赤を気にしてみてきましたが、今回の作品群はどれも本当に赤が魅力的で、あのとき聞いたことばの意味が今頃になってよく分かったように思います。

また、ヴェネチアが舞台ということもあり、ヴェネチアのシンボルでもあるサン・マルコ広場が登場したり、冥界の王がローマ神話風にプルートーになっていたりと、ちらりちらり楽しませて頂きました。
また、「ルクレティアノ自殺」という作品の下敷きとなったストーリー、
美貌の妻であったルクレティアがローマ王の息子に強姦され、自害。これがきっかけで民衆が奮起しローマが共和制になったという伝説なんだそうです。

このルクレティアが先日読んだバルガス=リョサの「ドン・リゴベルトの手記」にでてくる美貌の妻、ルクレシアのモデルなんじゃないかしらとも思ったのですがどうでしょうか?





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国立国際7 

国立国際5 

同時開催のTHE PLAY展
大阪ではよく取り上げられることもあってPLAYというパフォーマンスグループのことは知っていました。
たとえば淀川を矢印の形をした筏や、小さな家のボートで下ってみたりというパフォーマンス。
現代アートの一つの流れだと思っておりました。

ですがまさか1960年代から活動しているグループだとは!



夏に大きなやぐらを組んで雷の到来を待つだとか、風に向かってただひたすら歩き続けるだとか、
しょーもないようなことをやってみるというところ好きですね。

そのさなかにいると楽しいんだろうな___。




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