★20世紀を学ぶということの効用★

20世紀についてどのくらい知っているでしょうか。

最近nittiが一番にためになったと思ったことは、海野弘氏の辞書みたいに分厚い「20世紀」という本を読んだことです。



学生時代の私は、理系のくせに世界史が得意・・・というより好きでした。
高校1年生のときの担任だった世界史の先生の授業ががとにかく面白く、教科書に出てこないような面白い話をたくさんしてくれました。今でも当時のノートは大事にとってあり、生涯見返し続けることでしょう。その先生が3年で担当を外れた際はとても悔しく、我が家が教員家系であったことも手伝って、もし先生になるならば、あのような授業がしたいと強く思ったのを覚えています。

もちろん学校の授業レベルのことで、とりたてて詳しく語れるような時代はありません。それでも、一生、日本で暮らすからと英語から目を背けながらも、かいま見える広い世界に、その歴史に惹かれていました。
nittiの旅行好きはこのあたりに端を発するのかもしれません。



さて、高校の世界史では現代史は、あっという間にすっ飛ばされて、ほとんど習うことがありませんでした。
理由は受験にほとんど出ないから。確かにいよいよセンター試験前というときに、配点がとにかく低い現代史に授業の時間を割くことは難しいことと思います。一応日本史Aや世界史Aといった現代史を学ぶ教科もあるのですが、それでは受けられる大学がかなり限られてしまいうこともあり正規の授業はありませんでした・・・。
(※志望校を早くから決めている友人で、割り切って独学をした子もいましたが。)


そして、期待していた大学の一般教養では
たとえば世界の歴史だとか世界の思想なんていう壮大なテーマを予見させる授業名に反して、
「ドイツ●世紀の藝術」というように、ただ1時代の1テーマを半期にわたって特集するような授業だったのです・・・。完全に教授の趣味じゃないですか、あの落胆と言ったらもう・・・。
まだ、理系の一般教養の科目は、理解せねばならない事項を教え込んでくれたので(とてもわかりにくい授業ではありましたが)まだ、有用だったと思います。


私はソ連の指導者であったレーニンもスターリンもゴルバチョフも知っていましたが、どの人物の知識も薄っぺらで、ただ世にでてきた順番くらいしか知らなかったのです。由々しきことですね。


そういった現代を知らないという私の焦りは、年配の方と話すとき、社会問題や懐古趣味を扱った本を読んだ時、今なお続く紛争などに触れたとき、少しづつ、少しづつ積み重なっておりました。





そして、もうひとつのきっかけは社会主義国であるキューバを旅行したことでした。nittiにとって初めて訪れた現役社会主義の国でした。観光客として歩く文には案外、資本主義国と変わらないと感じ多くありましたが、それでもやっぱりキューバ人の生活は違うルールで運営されているようでした。

また、旅行に先立ちその国に関する本を読むことにしているのですが、キューバ革命に関して描かれた理想は、過激ではあれ理解できるもので、共産主義=キケンなものという、暗黙の内にすり込まれていたことに気付くきっかけにもなりました。
私はイイコの皮を被っていますので、「そういう考え方もあるよね」と口では述べますが、相当の忌諱感がありました。

nittiはどちらかというとリベラルでありたいと望んでいますが、政治について特別の主義主張は持っていません。
(中庸でバランスがとれ、政府と法が機能し、差別的でなく、チャンスが与えられる社会で、戦争しなければいい、くらいの好みはありますよw)

それでも、社会主義が生まれた背景や、理想は良く理解できるものであるのに、
(比較的上手くいっているといわれるキューバであってすら)結局独裁という形になってしまうのかなど、
これらセンシティブな問題に意見を述べるにはまだ知識が足りませんので、差し控えますが。
とにかく、学校教育において、現代史を学ぶ機会は、相当に制限されており、自らすすんで知ろうとしなくてはならないのではないでしょうか。



前置きが長くなりましたが、ひとまず全体の流れを頭に入れようと、図書館で無意識に手に取ったのが海野氏の「20世紀」という本でした。

本書は、歴史的な事実のみならず、その時代時代の文化、芸術、その生まれた背景までもかなりの分量が割かれており、nittiの趣味にもあい、一家に一冊じゃないですが、何度も繰り返しめくる本、辞書代わりの本として購入し直し、自宅に置いておこうかと思います。

海野氏の名前は聞いたことがあったのですが思い出せずにいたのですが、調べてみると美しい装丁で何度も買いかけたアートの本を出されている方だと分かりました。あまりにも、分野が違いすぎてまさか、と思ったのですがw



現代史の基本くらいはもっと早く触れておくべきだったと思いますが、
今までに、いろいろな国を旅行したり、美術をみたり、本を読んだりして蓄えてきた、わずかながらの経験が、本書を通じて整理されていく過程は、かなり快感で、いまだからこそ得られた満足なのかもしれません。

この本を通じて、ロシアや中国の歴史、パレスチナ問題と歴史についてだけでも、もっと知りたくなったテーマがたくさん出てきました。これらを少しづつ知っていけたらなぁと思っています。



また、20世紀もまた戦争の歴史であることが分かります。世界史という”科目”では、古代から延々と、とにかく戦争を覚えさせられます。
20世紀では二つの世界大戦を経て、人間は学び、今後戦争というものはなくなっていくのだろうと無邪気に思っておりましたが、第二次世界大戦が終わってからも、国際社会は緊張し、戦争を続けているのです。いつ日本が巻き込まれてもおかしくないのかも・・・?
日本人は平和ぼけしてると言われますが、うーんやっぱりその通りなのかも・・・。


戦争の”おかげ”といわれることもありますが、20世紀100年間の科学技術の発展は、あらためて考えると信じられないものでした。
だって100年前には、車は一般には普及しておらず、ラジオもテレビもなく、無線もできたばかり、飛行機がようやく飛んだ、そのくらいなんですから。

次の百年で世界はどう変わっていくのでしょうか。



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[ 2016/11/17 03:57 ] 大人のための自由研究 | TB(0) | CM(1)

こんにちは

何かすごそうな本だね(・。・;)
[ 2016/11/18 13:44 ] [ 編集 ]

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