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★「世界を変えた書物」展に行ってきた★

大英博物館展に引き続き、梅田のグランフロントにあるナレッジキャピタルで行われていた

「世界を変えた書物」展を見てきました。
稀覯書(きこうしょ)なんて響きだけでテンションが上がりますよね★
なんといっても無料です、nittiも行くのが遅くって、オススメしまくりたかったのですが、11月23日までで会期は終了してしまいました。
でしが金沢工学大学にるライブラリーセンターに設置されている「工学の曙文庫」に所蔵されているとのことで、いつか訪問してみたいですね。金沢21世紀美術館で気になる展示があったときにでも小旅行してみようと思います。


これだけの数の書物をそろえるとは、この稀覯本を収集された金沢工業大学の竺 覚暁(ちくかくぎょう)教授のトークもたまたま聞くことができてラッキーでした。

書物展11

まず入り口からしてわくわくが止まりません、紹介されたビラも素敵でした。

書物展1

背景の本はフェイクではなく「禁帯出」なんてシールが貼られたすべて本物で、あ、ユリシーズがある!とかpHって言うのは化学の本なのかしらとか、もう手に取ってみたくなりました、それはダメでしたが。

書物展2
大聖堂ってこうやって設計されているんですね〜(・∀・)



書物展3
「古代ローマの廃墟及び建造物景観」ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ(1720-1778)

本当に美しい♥


書物展4
「王侯の建築家、あるいは民生建築」パウル・デッカー(1677-1713)
教会の天井でしょうか、このように描かれた絵は初めて見たので印象に残っています。

入るとすぐに地の壁と名付けられた”書物の楽しさを伝えるためのコーナー”とでも言うのでしょうか、重厚な書斎風の空間に、建築の(竺教授のご専門だそう)本が並んでいました。








ラテン語や、ドイツ語、英語で書かれた書物たち、正直な話タイトルで想像がつくもの以外は中身はさっぱりなのですが、解説や図版を見ていると、面白いです。

書物展8


書籍は分野ごとに分けられていて、
たとえば電磁気学がどのように発展したのか、なんてことを書物の歴史でたどることができます。
その系統図をあらわしたのがこの(段ボール製にも見える)モニュメントのようですね。

たとえばニュートンが後生に与えた影響のあまりの大きさに、
理系に行った人間ならなんども目にする名であるケプラーにマクスウェル、それにオイラーがどれだけ広い範囲で活躍したということにも改めて驚かされます。


いくつか本家HPより撮ってきた本を貼っておきます
書物展15
書物展16
書物展17
書物展18
書物展19
書物展20

文章の最初の文字を飾り文字にするの、素敵ですよね(・∀・)
ここでは上から3つがそうですが、他の本でも素敵なデザインがたくさん見られました。
ざーっと見ているかんじだと15世紀ごろの本に多いようです。グーテンベルクによる世界初の活版印刷が1445年ですので、
本の大量生産が可能になった始めの時代に流行ったのでしょうね。
ちなみに、ヴェネチアで、お土産によくデザインの似たはんこを購入しましたっけ。

ヴェネチアで作られた本も多かったように感じます。

20144.jpg 書物展15  



古い本ってのは本当装丁も美しいですね。
言語が分かって読むことができれば一層最高なんですが、ね。

古書ハンターという仕事?にあこがれたことを思い出します。
そして、かっぱ横町みたいな古書店街を訪れて、置いてある本にまったくわくわくせずイメージが壊れたこともw
神保町ならちょっとはちがうのかしらん。

映画で言うならジョニーデップ主演のナインスゲート。
本なら赤城毅のシリーズに、いとうみきおのグラナダの書物探偵?の出てくる回、どれも好きなんですよね。
書物を扱う探偵物語をご存じの方教えてくださいな。



ちなみに、竺教授のお話の中でも

「大阪らしい質問で何やけど・・・」と控えめに切り出された「全部でなんぼかかったん?」という質問
明確な答えはありませんでしたが、収集にかかったのは数億円、セットになったことや、値段が上がっていることもあり、数十億やもっとにはなるのではないかというお話でした。
所蔵している1冊と同じモノが2億円なんていう金額で最近落札されたらしいですし。

また、個人的に気になった本もも数点ご紹介いたしましょう。




書物展16 
「城塞都市の攻撃と防御」
 セバスチャン・ル・ブレストル・ウォーバン(1633-1707)
この本は17C後半における築城、攻城技術の第一人者ウォーバンの本であり、その集大成。司馬遼太郎が「坂の上の雲」において、旅順要塞攻撃の参考書は本書しかなかったと述べているのだそう。
個人的には(16世紀ごろと時代はわずかに違いますが)最近、塩野七生の「ロードス島攻防記」で築城やその攻略方の話を結構突っ込んで書かれているのを読んで面白かったので興味深かったです。


書物展17 
「液体の平衡及び空気の質量についての論述」
ブレーズ・パスカル(1623-1662)
「人間は考える葦である」との言で有名な哲学者パスカルの物理学における業績について書かれたもの。気圧が高度が高い場所ほど減少すると言うことを述べた大気力学とU型?の水槽が出てきた「パスカルの原理」こと流体力学について記述されている。
余談ですがパスカルの原理は確かに高校で習ったことがあったけれど、哲学者パスカルとは全く結びついてはいなかったし、実用としてブレーキや油圧ポンプなど「小さな力で大きなものを動かす」という実用がされているとは知らなかった。



書物展19  
「極大と極小に関する新しい方法」
 ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ(1646-1716)
ライプニッツが微分学を確立した論文だそう。論文ってこんなにぶあついのだ・・・というのがひとつ。確かに微分の概念を説明しようとするとこうなるのかも。



書物展20 
「方法序説」
ルネ・デカルト(1596-1650)
 かの有名な「方法序説」。「我思う、故に我あり」なんて言葉でも有名です。デカルトだって哲学者でありながら、光学や幾何学、気象学に業績を残している。
ゲーテだって理系分野でも活躍しているし、歴史に名を残すような知識人って本当すごいわ。



 20152.jpg 
「振子時計」
クリスティアン・ホイヘンス(1629-1695)
 波の話ででてくるホイヘンスの原理だけではなかったのですね。本当いろんな発見がありました。


書物展21 
「天文学の光学的部分を扱うウィテロへの補遺」
ヨハネス・ケプラー(1571-1630)
 天文学で有名なケプラーも光学について研究し、本書ではものが見えるということは網膜に光線が像を結ぶからだと明らかにした。望遠鏡の光学理論を確立しカメラの原理についても初めて述べているという。



書物展22 
「非常に早い電気的振動について」
ハインリヒ・ルドルフ・ヘルツ(1857-1894)
 図像がまずヘルツっぽいですね、よく知りませんがw
ちなみにヘルツとヘルムホルツは師弟関係にありますが、nittiは同一人物だと勘違いしていました。




書物展23 
「流体力学」
ダニエル・ベルヌーイ(1700-1782)
理系本だと思えないくらい素敵、私だってこんな本が教科書ならもっと勉強するかもw




書物展24 
「飛行機の基礎となる鳥の飛翔」
オットー・リリエンタール(1848-1896)
 鳥の絵が気に入ったのと、リリエンタールの名前に反応しただけです。
賢い犬 リリエンタール(ボソッ



書物展25 
「スペースシャトル・チャレンジャー号の事故に関する大統領調査委員会報告」
合衆国大統領調査委員会  1986年
 


書物展26 
「新種の輻射線について」
ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン(1845-1923)
 この写真は世界を驚かせただろうなーと思うしだいです。



書物展27 
「ピッチ・ブレンドの中に含まれている新種の放射性物質について」
ピエール・キュリー(1859-1906)
マリー・スクロドフスカ・キュリー(1867-1934)
「放射性=radio active」という語が初めて用いられた論文でもある。何より、表紙が怖い( ̄▽ ̄;)



書物展28 
「素粒子の相互作用について」
湯川秀樹(1907-1981)
 湯川さんの論文もありました。近年のものだと、数式も(まだ)見慣れたかんじになってきますね。
古い著作が多かったせいか、薄い!と思っちゃいましたヾ(*´∀`)ノw








書物展9
降ってくる文字とでもいうのか、「降り注ぐ文字」というインスタレーションに

書物展10
本からチョウチョが飛び立つ「蝶の飛翔」

ってのが飾られて展示は終了でした。

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ただなのにポストカードまでもくれて、本当太っ腹です。

素敵すぎる企画ですね!!
プリンキピア、ユーグリッド、フック・・・理系なら心躍る書物ばかりですね。

最近、パスツールの自然発生説の検討を古典で読んでるんですが、
こういう科学史の側面から、当時の知識と今では常識となった知識が生まれる瞬間を味わえるのは楽しいですね
[ 2015/11/26 15:28 ] [ 編集 ]

はじめまして。

博物館美術館が好きでよくいきますが、写真をたくさんのせてくださっているので
私も実際に行ったような気分になれました・・・!

最後の展示も素敵ですね♪
[ 2015/11/27 22:50 ] [ 編集 ]

M.I.Fさん、こんばんはヾ(*´∀`)ノ

古典名作を原著で。なんてことあこがれますね〜!
nittiには無理そうですがwww


「当時の知識と今では常識となった知識が生まれる瞬間」に感動するという感覚、すごく分かります。
清潔の概念すら怪しかった当時のヨーロッパで、限られた実験器具で、既成概念を打ち壊すということは
すごいことですよね。化学もののノンフィクションがまた読みたくなってきました。

そういえばパスツールは化学屋さんでもあって、酒石酸でキラル分子の存在を発見した人でもありましたっけ。驚いた記憶があります。

今回の展示は、本の楽しさを知って欲しいという、観点のようで、あくまで美しい本の展示という形であったように思います。
もっとゆっくり閲覧できるような、踏み込んだ内容のものなんてのもあったら見てみたいかもしれません。

無料の展示でこの内容はスバラシすぎましたけども(゜o゜)!!!
[ 2015/12/07 00:56 ] [ 編集 ]

PEANUTSさん、こんばんはヾ(*´∀`)ノ
初めまして、はじめましてですのに、こんなにもお返事が遅れてしまいました申し訳ありません(;_:)
博物館や美術館いいですよねー(○´ω`○)ノ私も大好きです。
PEANUTSさんは首都圏にお住まいのようですから、大阪よりさらにたくさんの展示がありそうですね〜ウラヤマシイ!!

行きたい展示が多すぎて、(あと出不精なのもあって)なかなかこなせない?のが日々ちょっとしたストレスになってますw

[ 2015/12/07 01:03 ] [ 編集 ]

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