★すべての本棚を図書館に〜リブライズ〜★

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すべての本棚を図書館に

そんなコンセプトを持ったリブライズというサービスがあります

カフェでコワーキングスペースで学校で公民館で
場所により雰囲気や蔵書は様々
会員制図書館と言うほど堅苦しくはない、ゆるーくつながる”本棚”


そのサービスを使った小さな図書館が、nittiの大学にもできました。
膨大な蔵書を誇る大学図書館、その中に私たち生徒や、教員のかた、図書館の方のオススメする本を並べる棚を作り
ミニ図書館として機能させるという試みです。


実はnittiの通う大学でも他キャンパスで、すでにはじまり、そして軌道に乗っているプロジェクトでもあります。


巨大な大学図書館の中に小さな図書館を置くという一風変わった試みゆえ
蔵書が混ざるのでは、勘違いが起こるのではなどなどいろいろな反発?などもあったそうですが

大学図書館にはあまりない本をおけるという点で、そしてゆるーくつながるという点で、楽しみな企画です。
nittiも本を寄贈、というか貸し出し?というかたちで微力ながら関わらせていただいていますヽ(=´▽`=)ノ

まぁ企画してくださった方と図書館担当者さんはいろいろ大変だったようですが基本的にはあまりやることないらしいですからね


せっかくなのでnittiのえらんだ珠玉の?10冊をご紹介しようと思います。
この10冊は貸し出し中、万が一なくなってしまったとしても躊躇なく新しく買い直す本だと思います。
私たちの年代でのベストセラー本はあえてはずしてえらんだつもり

❶❷ ワイルドソウル(上・下) 垣根良介

この本を読んだとき最初に感じたのは、なぜ今まで知らなかったのかという怒り。多くの人間が国家にに欺かれたことを私は知らなかった、そしてそのことを非常に恥ずかしく思う。
半分だまされたようにして日本からブラジルに移民した人々が置かれた地獄のような境遇。
上巻のドストエフスキーを思い出させるような雰囲気から下巻に入ると一転疾走感の増しピカレスク小説として楽しめる。
また、続きをぐいぐい読ませるエネルギーを持った本、オススメじゃなく少しでも多くの人に読んで欲しい本だと思う。伝えたいことを伝えたうえで、読者を引きつけ読ませるエンターテイメントとしても成り立っている希有な一冊!

ワイルド・ソウル〈上〉 (新潮文庫)ワイルド・ソウル〈上〉 (新潮文庫)
(2009/10/28)
垣根 涼介

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ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫)ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫)
(2009/10/28)
垣根 涼介

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❸ 青の炎 貴志祐介
みすてりおたくとしては有名すぎる1冊なのだけど、どうしても外すことができなかった一冊。
2003年には二宮君主演で映画になっていたんですね、知らなかった。
家族の平和を脅かす男を排除するために完全犯罪を目指して殺人を行った17才の少年の話。主人公が犯人でそれがはじめから明かされているというミステリで言うところの倒叙推理小説という
分野なんだけど、家族を守るためという殺人を犯す、この主人公がイイヤツでかっこいいんだよ…
良い意味で期待通りのラストを迎え、読後しばらく呆然として何も手につかなかったのを覚えている。

青の炎 (角川文庫)青の炎 (角川文庫)
(2012/12/04)
貴志 祐介

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❹ 13階段 高野和明
ミステリばっかり続きますが、ご勘弁を。良ミステリで有り小説だったと思う。
傷害致死罪で2年間服役した主人公が娑婆に出た後犯行時刻の記憶を失った死刑囚の冤罪を晴らそうという依頼を退官間近の刑務官とともに受ける話。ストーリーだけきくとふーんとなるはなしだが、刑務所に入ることの重み、死刑制度について、司法、政治、一言では言い表せない何かを学ぶことになったと思う。
ミステリ愛好者なので山のように殺人事件が出てくる小説を読んでいたが、1人の命を奪うと言うことの重さを再認識した一冊だった。最近はやったジェノサイド(未読)の高野さんのデビュー作。

13階段 (講談社文庫)13階段 (講談社文庫)
(2004/08/10)
高野 和明

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❺❻ 神は沈黙せず (上・下)山本弘
ジャンルとしてはSFになるのかな。nittiはこの山本さんのファンで、このひとトンデモを研究すると学会の会長さん。とはいえ別段怪しい人ではありませんw
ふだんSFをあまり読まないためふんだんに盛り込まれた目新しい情報ひとつひとつに感動?したり、考えたり、調べたりしながら読んだっけ。大量の蘊蓄にもかかわらず一気に読ませる筆力はさすがの一言。しかしSFはいかん、真剣に理論を考えたり、どこまでが現実世界の科学かわからなくなって思考と知識を混乱させるw
この本からドーキンスだとか他の読書にもあらためてつながった。”神は妄想である”の邦題おもいっきり意識してるよね。
ラストのカタルシスはすごいよヽ(=´▽`=)ノ
ナマモノ感の強いSFジャンルだけど、良いSFは時を経てもほんま楽しめる

神は沈黙せず〈上〉 (角川文庫)神は沈黙せず〈上〉 (角川文庫)
(2006/11)
山本 弘

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神は沈黙せず〈下〉 (角川文庫)神は沈黙せず〈下〉 (角川文庫)
(2006/11)
山本 弘

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❼わたしを離さないで カズオ・イシグロ 
日系だけどイギリス人;正確には日本で生まれてイギリスに渡った人が英語で書いた本。世界的にも有名な作家さん。
抑制のきいた、衝撃的な小説という解説があったがみごとにこの本を象徴していると思う。読後こんなに心の中は波立っているのに、涙腺がゆるゆるなわたしなのに、本当に不思議と涙は出なかった。
閉鎖的な学校のような施設で育った子どもたちの話。ただの青春ものだろうと読み始めたが、びっくり、違った。少しずつ明かされる謎と同時に増えていく不安。通底音のように流れるもの悲しさ。文章に静かな力があると感じた。
今作も映像化されていたが伝え切れたのだろうか。

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
(2008/08/22)
カズオ・イシグロ

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❽ぶらんこのり いしいしんじ
これも割と有名な本。いしいしんじさんの最初に出会った本であり、今のところ一番好きな本。大人のための童話。物語の力という者を確かに感じた。
声を失ってしまった”天才?”の弟が生み出す不思議な物語が作中作としてたくさん登場する。この物語がどれも素敵なんだよ。最後どうなったんだろう、よくわからない余韻がのこされ現実に帰ってこれなくなる。
ちなみにポルノグラフィティ(nitti大ファン;因島に聖地巡りに行ったぐらい)のグラヴィティという曲がこのぶらんこ乗りに影響されて晴一さんが書いた詩なんだって最近知りんした。

ぶらんこ乗り (新潮文庫)ぶらんこ乗り (新潮文庫)
(2004/07/28)
いしい しんじ

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❾一日江戸人 杉浦日向子
浮世絵などを下敷きにした面白くもわかりやすいイラスト入りのエッセイ。細かく説明してあるイラストたくさんで江戸の文化風俗がよくわかる!面白くてためになる一冊。
まず表紙から発見、わらじは一日ではきつぶす、らしい。銭がなければアルバイトをしながらいく、らしい。あのよく見る風来坊のマントってこうなってたんだ…わずか260少々のページ数ながら込められた情報量はすさまじい。手元に置いておきたい一冊。もう一冊ほしいな〜w

一日江戸人 (新潮文庫)一日江戸人 (新潮文庫)
(2005/03/27)
杉浦 日向子

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❿凜々乙女 小林聡美
エッセイって結構魔物だと思う、とくに若い人が書いたものや、女性の好きそうなネタを盛り込んだものなんか特に時間がたつと読みにくくなったり時流に合わなくなったり。そんななかもう15年近くも前のものなのに読みやすく、好感の持てる素敵なエッセイ。
ちなみにこの小林さんは女優さん、とくにファンって訳でもなかったけれど気取ったところがなくて、笑えて、この本を読んだ後好きになりました。

凛々乙女 (幻冬舎文庫)凛々乙女 (幻冬舎文庫)
(1998/06)
小林 聡美

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過去の読書メモを見ながら今感想を書いているんだけど、どれも読み返したくなってきちゃった。
時間もなかったのでさらりと決めてしまいましたが,今本棚を見るとこれも良かったかも〜とかいろいろ悩んじゃいます。いや、でもこれがベストな選択だったはず!オススメですよ!



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[ 2013/09/07 19:14 ] 本と映画 | TB(0) | CM(6)

No title

大学の図書館って大きいけど、小説とかあんまりないんですよねー。
そのサービスがうらやましいです(*^-^)
[ 2013/09/07 22:12 ] [ 編集 ]

No title

第六天魔王推参!

下?でコメを書いていらっしゃる どせいさんのブログから
飛んできました。
コメントはまじめなノブノブです。はじめまして。

nittiさんはバランスの良い読書家さんなんですね~
暗黒一色や善一色に染まらずにいることが読んだ本で判ります。
本棚は人物を語るってヤツですね。
④までは読了済みで⑤⑥⑨に興味があります。
江戸!世界でもまれなミラクルピースの時代!
たかまる~です。
[ 2013/09/09 00:00 ] [ 編集 ]

No title

どせいさん
コメありがとうございます。まだまだ小さくて私が1人目の本提供者?でした。でも徐々に増えているみたいで楽しみです(*´∇`*)
ちなみに実際に主催さん提供の本を借りてみたのですが、すっごく面白かった。
自分じゃあまり読まない対応の本と言うことも有りすごくいい経験になりそうですヽ(´▽`)/
[ 2013/09/10 23:14 ] [ 編集 ]

No title

ノブノブさん
コメント、ありがとうございます。
なんか照れくさいですが、読書の趣味を褒められるとすっごく嬉しいです。
1〜4がかぶっている方に言っていただいたというのがさらに!

5,6は少し衒学的?な感じもありいわゆる優等生な本ではありませんが、ノブノブさんならきっと楽しまれるんじゃないかと思います、なんとうなくですが。
9は万人にオススメできる本です(* ̄∇ ̄*)
たかまりますヽ(´▽`)/
[ 2013/09/10 23:19 ] [ 編集 ]

こんばんは

私も「青の炎」は、読みました。
読後感は「切ない」のひとことです。
ミステリというより、青春小説のジャンルの方がふさわしく思いました。
映画も観ましたが、秋吉久美子がダイコンでガッカリしました。

貴志祐介作品では「天使の囀り」が、終盤めちゃ気持ち悪くてGOODです。
それと「クリムゾンの迷宮」も、途中でやめられないくらい面白かったです。
[ 2015/04/06 01:07 ] [ 編集 ]

みゅーさん!おはようございます。
いつも、大阪に、関西にこんなミュージアムがあったのかとワクワクしながら記事を拝見しています。

青の炎は切ないですよね!主人公のいじましさと、少年が考えに考えた末殺人という結論に至ったという点、(そうでなくてはストーリーにならないのでしょうが)他の幸せな結末になることを心の底から願ってしまいます。
軽くミステリーを読むとき、犯人役は嫌なヤツであってほしいのです、エンタメとして楽ですし、そうでないと読後に辛くなってしまいますもの。
以前コナンの青山先生がおっしゃることには、犯人側に感情移入させないようわざと犯人の動機をチープなものにしているのだそうです。

天使のさえずりは未読です、後味悪いとは聞いていますが、良い感じなんですね!
ほかですと、ベタですが黒い家、新世界より、悪の教典がどれも違った作風で面白かったですね。このかた、いろんなテイストで面白い作品を書かれるので、本当に尊敬します・・・

[ 2015/04/09 06:16 ] [ 編集 ]

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